2018年7月5日木曜日

愛すべきフラグたち

世の中には、大きな出来事の前に前兆が起きる。

多くの場合それは、ほんのわずかな兆候である。わずかな違和感である。



先日、私は仕事中に便意を感じた。
仕事が中途半端だったので、もう少し続けることにした。エクセルの資料を弄っていたのだが、どうしても思い通りの数式が入らない。

便意を我慢できなくなり、トイレに向かう。いつもガラガラな個室トイレが満室だ。そうか、今日は学術論文の発表会で多くの人が来ている。違う階へ向かう。
よし、もうすぐ別の階のトイレだ。もうそろそろ我慢できないぞ。すると、トイレから背の高い男が。私が新人の頃の偉大な上司で、先の発表会に登壇する方だった。

予想外だ。冷や汗をかきながら緊迫した笑顔で迎える。
久しぶりに会ったため、話が途切れない。「早くうんちしたいのでどいてください。」と言えるような方ではない。話が盛り上がる。わからないが、人間死を感じる等、切羽詰まると性的欲求が高まるという。私は会話しながら股間が隆起した。
おそらく2分程度だったはずだが、私には10分程度に感じた。

急いで個室に入る。安心だ。もう安心だ。安堵だ。もう全てから解放される。
大をした後、小便をする。隆起してるので、手で股間を下に向ける必要がある。


冷んやりした。背筋が凍った。やってはいけないことをやってしまった時、頭が混乱して固まってしまう。

...ティンコの先が便器の内側についてしまったのだ。



そう、これは全て前兆があった。フラグが立っていた。
急いでエクセルをいじっている時、数式が入らなかった。あれは、便器の内側にティンコが入らないことを示唆していた。無理矢理内側に入れてはいけないというフラグであった。

いつもガラガラなトイレが満室だった。これもフラグだった。あれは、まず小便器で用を足せという警告だった。

偉大な先輩に土壇場で会った。これもフラグだった。これは、権威にひれ伏せ自分で何も考えないと、痛い目に遭うという警告だ。「うんちしたいの!」と素直にいうべきだった。素直になれば、隆起の収縮を待ってから用を出すことができたはずだ。



投資でもそうだ。身の回り、世の中で些細な異変を感じないだろうか?

「バカでも稼げる」などと銘打った本が本屋に並び出してないか?
ジェレミーシーゲル著書、「株式投資の未来」を上司が勧めて来たりしてないか?
「長期的に見れば株式市場は右肩上がり!」と盲目的に進める米国株ブロガーが出て来てないか?


そう、盲目的に信じるな。考えろ。
DON'T BELIEVE, JUST THINK...
and GO GOLD SPECULATION

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